Latest Post

サイトを成功に導く!SEOコンサルティングについて解説 事業成長を加速する!グロースハックの基本について

Web制作で最初に取りかかるものに要件定義があります。プロジェクトマネジメントのPMBOKでは、スコープ定義としてプロジェクトと成果物それぞれにスコープ(範囲)があり、要件定義は双方合わせたものに相当します。プロジェクトでは基本的に含まれる範囲を要素成果物として詳細に規定するとともに、逆に敢えて除外事項をも明確にすることで発注者と制作者との情報共有を求めるものとされています。さらに成果物に対してもスコープ記述書と受け入れ基準を設けて完成の基準を明確ならしめるようにしています。ただここで留意すべきことは、PMBOKは広範な業種を対象としたプロジェクトマネジメントの規定であるのに対し、Web制作などは途中経過が表面化しづらいプロジェクトという特徴を有していることを勘案して、成果物スコープ定義に機能要件をきちんと明記しておくことが大切とされています。

初めに行う要件定義は最後まで影響する

始めよければ終わりよしという格言はWeb制作についても例外ではありません。ここで始めとは、要件定義を指し、この完成度の如何が後々の作業にも、そして最後の成果物にも非常に影響を及ぼすものということはよく知られています。先を急ぐあまり与件の十分な検討を怠ったがために後で大変な事態となってしまったということを稀に耳にします。ではどうすればいいか、という課題の万能薬はありませんが、少なくとも「はっきりしないことは先送りしない」ということは間違いなさそうです。概してものを頼む方では広く期待しがちで、受ける方では逆に狭く考えてしまうため、このギャップをできる限り狭めるためにも要件定義策定には細心の注意をはらうことに越したことはありません。

プロマネは発注者との情報橋渡し役

Web制作プロジェクトを成功裏に収めるためには、やはり最初が肝心です。最初とは発注者の要求を適切にくみ取って要件定義に表していくことにほかなりません。ここでのプロジェクトマネージャの役割は特に大きいと言われます。ややもすると、制作者側からの細部にわたる質問攻めを煙たがる発注者もいると言われなか、いかに手際よく必要となる情報を聞き出せるかはプロマネの手腕にかかっていると言ってもいいかもしれません。そこで一つ参考となりそうなことをご紹介しましょう。発注者側はWeb制作の詳細についてはあまり詳しくないと考えて、事前打ち合わせなどで可視化したものを見せながらともに質疑に加わってもらうことで、制作者にとってどのような点が制作過程で重要なのかという認識を深めてもらうのに効果的と言われています。